マイホームの駆け込み購入が増えている?
このところ、中古マンションや戸建て、新築戸建の不動産市場が活況だといわれています。
中には、コロナの影響で来年には給与が下がることも予想される方が、駆け込みで購入するケースもあるようです。
多くの人が住宅ローンでマイホームを購入します。
住宅ローンの審査は、ほかの借り入れの状況やこれまでに与信上の問題がないかどうかはもちろんですが、最も大きく影響するのは所得の額です。
毎月の収入に占める返済額の率を「返済負担率」や「返済比率」などと言いますが、この比率が住宅ローンの審査では大きなポイントになります。
ローンの審査では前年の「源泉徴収票」などによって所得の額を確認します。
今年以降、所得が下がると住宅ローンで融資を受けられる額が減少する可能性があり、欲しいと思っていた物件に手が届かなくなるということもあり得ます。
ただし、今後所得が確実に戻ることが確実であればよいのですが、もし戻らなかった場合にはローンの返済が家計に重くのしかかることにもなりかねません。
住宅ローンは今後20年、30年かかって返済していくことになるものです。
長期的な視野に立って、家族の今後の暮らし方とキャッシュフローなどのいわゆる「ライフプラン」をしっかり検討して購入することをお勧めします。