キャッシュレス決済ポイント還元開始!
10月になり、日中の気温は高めですが、朝晩は過ごしやすくなりました。
ついに消費税も増税になり、軽減税率の適用も開始。消費者も店舗も少なからず混乱しているところがあるようです。
不動産も個人間の住宅の売買では物件価格には消費税はかかりませんが、売主が業者さんの場合には消費税がかかるほか、仲介手数料にも消費税がかかります。これらが8%から10%になったことは少なからず影響があるかも、と思ったりしています。
弊社で行う相談についても消費税が10%になりましたのでよろしくお願いします。
さて、消費税増税と同時に来年6月末までの期間限定で「キャッシュレス決済のポイント還元」が始まりました。
せっかくの還元制度、使わない手はありません。
アンテナを高く張っている人にはすでに常識かも知れませんが、どうやったら還元が受けられるのか、まだ浸透が足りないように感じます。
今回、一口に「キャッシュレス決済」と言っていますが、従来からあるクレジットカードも電子マネーも最近話題のQRコード決済も対象です。
特に、交通系電子マネー(SuicaやPASMOなど)については首都圏では 保有者率が最も高くなっています。普段通勤に定期などを使っている人はほぼみなさん持っているでしょう。
しかし、外回りの仕事をしている人などは業務で電車などに乗り、交通費を会社で清算する人なども多く、交通費以外の用途に使ってしまうとめんどくさいことになるので、定期とは別に無記名のSuicaやPASMOや使われている人もいるでしょう。
自営業の人や普段電車を使わない人の中にも「無記名」の電子マネーを使っている人は少なくないはずです。
まず、Suicaの場合、この無記名のカードはポイント還元に使えません。必ず記名式のカードを手に入れてください。(PASMOでは無記名タイプも使えるようです)
そして、必ずカードをキャッシュレス還元対象カードとして登録する必要があります。SuicaもPASMOもカードとスマホかパソコンがあれば登録できます。必ず登録しておきましょう。
クレジットカードやQRコード決済などは基本的に事前登録の必要はありません。
今回の「キャッシュレス決済のポイント還元」。導入の大きな目的は、
1.増税による物価上昇のインパクトを軽減し、景気の悪化を抑える
2.キャッシュレス決済の導入を促す
です。
日本は現金決済の文化が根強く残り、キャッシュレスの導入率は他国に比べ少なくなっています。オリンピックを控えた今の時期にインバウンドの消費拡大やスムーズな決済を進めることで無駄な時間や労力を抑えられ、働き方改革にも寄与するだろうと期待されています。
また、キャッシュレス決済の導入によって、消費者の消費行動が把握でき、企業などのマーケティング活動へも貢献すると考えられます。
実際使ってみると、レジでは小銭を使うこともなく早いですし、ポイントもたまる、6月末まではキャッシュレスポイントの還元もある、ということでメリットがたくさんあるように感じます。
お店の側にとっては、新しい機械や仕組みが苦手、決済手数料がかかることなど考えると導入に消極的になる気持ちもわからなくはありません。しかし、将来は遅かれ早かれキャッシュレスが主流になる事でしょう。既にお客さんもお店選びの際に「キャッシュレスが使えるか」といった視点を持ち始めています。(業種にもよりますが)
お店側も消費者も今が始め時、と言えそうです。