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ブログ 2019.03.05

先日の日曜日は東京マラソンでした。

走った皆様、応援された皆様、ボランティア、大会運営者の皆様、お疲れ様でした。私は、知り合いが参加していることもあり、品川の折り返し地点付近にほんの少しだけ応援に行ってきました。

しかし今年は寒そうでした。冷たい雨に打たれてのマラソンは本当にきつかっただろうと思います。

私も以前、結構本格的に(と言ってもタイムを狙うようなレースは早々に辞めてしまいましたが)走っていました。

最初に走ったのが第1回東京マラソン。その後、いくつものフルマラソンのほか、100km以上のウルトラマラソンに6回挑戦し、5回完走。トレイルランニングにも参戦していたことがあります。

初めて参戦したのは2010年のサロマ湖100kmウルトラマラソン。
とても過酷でした。6月末と言えども北海道北見地方は平年であれば、最高気温20℃+αくらいなのですが、その日の最高気温は28℃、日なたでの体感気温は30℃を超え、全体の完走率も50%を切るほどの過酷さです。

何とか完走できたのは支えてくれていた多くの仲間がいたから。

それ以上にきつかったのは2013年のチャレンジ富士五湖。
前日からの冷たい雨は夜には雪に変わり、明け方のスタート時刻もみぞれが降り続いていました。
40km以上を走った10:00の段階でも気温が0℃に届かず、80km付近でリタイアしました。

初めてのリタイアでした。

あの時、もっと早くリタイアしておくべきでした。結局、風邪をひいてしまったのに加え、ひざの痛みが長引き回復にかなりの時間が必要でした。

その時、「無理はしてもいいけれど、無茶はしてはいけない」と学びました。

マラソンから得たもの

もし、長距離ランナーの経験がなければ自分は会社を辞めて起業することもなかったと思います。

長距離ランニングは練習しなければ結果が出ない世界。

頑張ったとしても結果が出るとは限らない。しかし、頑張らなければ結果は絶対に出ない。それが長距離ランニングの厳しさであり、楽しさだと思います。

タイムを狙うだけが長距離ランニングの楽しさではありません。自分相応の目標設定をし、それを達成していくことに充実感を感じられるのが良さだと思います。

長距離ランニングのレースでは
「スタートに立った時点でレースの8割は終わっている」
というのが僕の持論です。

当日までの練習と体調管理がうまくいっていれば、自分でできることはほとんど終わっています。あとはレース中のメンタル。ゴールまで心折れずに走れれば、完走できると思います。

先日の東京マラソンの様な冷たい雨はいくら練習しても晴れに変わることはありません。抗うことのできないコンディションは受け入れるしかない。

こういう考え方は、起業するうえでも、さらには人生においてもきっと役立つものだと思います。

僕がマラソンを通じて学んだ哲学、と言えると思います。

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