収納とトランクルーム
収納は家選びでは重要な要素
昔の木造家屋では和室があるのが普通で、その部屋には押入れがあり、そのほかにも納戸や別棟の蔵など収納するところが沢山ありました。
最近の住宅でも収納は多いほうが好まれ、水廻りのチェックとともに物件を内覧する際の大きなチェックポイントとされている方もたくさんいらっしゃいます。
と、言っても「蔵」のある家など、そう簡単にはありません。
増えすぎたモノに悩む人々
増えすぎた物をなかなか捨てられず、家の納戸は満杯。どうしようかと悩まれている人は少なくありません。
引っ越しなどの機会には不要なものを極力処分するとよいのですが、様々な事情で後回しにしなければならないケースもあります。
また、個人で仕事をされていて様々なものが狭い事務所の中にあふれかえっているような人もいます。
相続が発生し、遺品整理をしなければならないが、なかなか落ち着いて整理する暇がないという方もいます。
遺品整理も相続対策の一部
実は、相続対策の中には「遺品整理」も広い意味で含まれているといえます。
故人にとっては思い出の品。けれど、残される人たちにとっては大した価値はない。
故人が愛用していたようなものは形見として残したい。
しかし、そのほかのものは捨てるのも忍びない…と、たくさんの遺品を残したまま空き家になっている家も少なくありません。
遺された人たちが処分に困らないよう、生前から身の回りのものを減らしておく、というのも重要なことではないでしょうか。
最近増えた「トランクルーム」の活用法
いろいろな事情で溢れかえったものを一次的に整理するとき、トランクルームを利用するという手があります。
・ マイホームを建て替えるときやリフォームするとき
自宅を解体し、新築工事を行っている期間や改修工事中は、多くの方が賃貸住宅に仮住まいされます。
その期間中には使わないであろう物を賃貸住宅に持ち込んでしまうとその分の面積で家賃も高くなってしまいます。
・ 転勤している期間中、人に家を貸すとき
・ シーズンスポーツのアイテム
サーフボードやスノーボード、スキーなどの様なシーズンスポーツのアイテムはオフシーズンは使わないのに場所をとるだけになりがちです。
トランクルームは家賃に比べれば大幅に安い値段で収納スペースが借りられます。
最近はこういったトランクルームが都内では各所にできています。(雪が谷大塚にもあります)
まとめ
住宅を購入するとき、その価格の多くは面積が大きくなるほど高くなります。
普段は使わないものが場所を占めているともったいない。
それであれば、近くにあるトランクルームを利用するというのも一案です。
うまく利用すると便利です。
(追伸)
ミサワホームでは「蔵のある家」という商品を出しています。やはり、大きな収納というのは魅力的です。
先日ミサワホームのモデルハウスで見せていただきました。収納にほかに、趣味の部屋などに使う方もいるようで、使用用途は広いのですが、その分、家の中のアップダウンは増えるので足腰の弱くなったお年寄りなどにはちょっと抵抗がありそうな気がします。