ゼロ金利時代の資産形成・活用
今日は目黒まで行ってきました。
いい天気でしたね。まだ5月なのにこんな扱ったら夏になったらどうなっちゃうんだろうと心配になります。
明日は雨が降るようで、少し気温も落ち着きそうですが。
さて、今日は相続に関する市場のはなしを聞く機会がありました。
日本では個人の持つ資産に2つの偏りがあります。
ひとつは資産が高齢者に偏っていること。
もうひとつは不動産の割合が多いこと。
例えば、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、イタリア、シンガポール、スウェーデン、タイなどの国では相続税はありません。
これらの国ではオーストラリア、ニュージーランド、カナダではもともとありましたが廃止されています。
日本は財政的な面で相続税を廃止することは難しいといえます。
特に高齢者から税金を徴収する方法として相続税の存在は今後ますます非常に重要になっているといえます。
その証拠として、平成27年には基礎控除の減額や最高税率のアップなどの増税が行われています。
一方で、この資産が市場に出ること、すなわち活用されれば、国の政策としても価値があります。
そのために、住宅資金や教育資金といった用途で贈与される場合には優遇制度が設けられています。
もともと日本では貯蓄を推奨する文化がありました。
今はなくなったマル優制度などで金利に対する税金を非課税にする制度があったりしましたが、今は廃止されています。
今は貯蓄から投資へという政策がとられています。
ところが、「投資したほうが有利ですよ」といわれても、
・ 何にどう投資すればいいのか
・ リスクがあるのはいや
という考えを持つ人が多くなっています。
長年の間に染み付いた常識が邪魔をしたり、投資経験がない人には投資=ギャンブルと感じる人も少なくありません。
世界は変化しています。日本の事情も変化しています。
今のようにほとんど金利が付かず。政府はインフレ誘導を試みる世の中。
こうした周辺の状況変化に対応する必要があると思います。
資産をいかに築くか、どう活用することが自分や家族にとって有用なのかについて考えなければいけない世の中だと思います。